「外国人バッシングはやめて・・」市に毅然とした対処を求めました。

2025年9月議会代表質問で、先の参議院選挙で排外主義的な言動が公然と行われたことに伴い、ヘイトスピーチに関しては罰則規定を設けている「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」の立場で、排外主義を許さないとした毅然とした対処、外国人に対する憎悪を煽る言動や不当な差別的言動は許されないという姿勢を改めて示すべきだとする質問を行いました。
条例では選挙運動においても、ヘイトスピーチは禁止されています。
【質問】
7月に行われた参議院選挙期間中に外国人差別や分断をあおる主張が公然と行われました。子どもを持つ外国にルーツのある本市住民の方からは「外国人バッシングが怖くて怖くてたまらない。守ってほしい」と不安と悔しさが入り混じった声が寄せられました。
根も葉もないデマを流し外国人を攻撃するやり方に、記者会見で各知事からの批判や懸念の表明が相次ぎました。7月に開催された全国知事会議の成果をまとめた「青森宣言」には「排他主義、排外主義を否定し多文化共生社会をめざす」と明記されました。
本市としても、川崎市人権尊重のまちづくり条例の立場に立ち、排外主義を否定し、デマや差別を許さないとの毅然とした対処が求められます。市長にうかがいます。また、選挙期間中に見られたような、条例の罰則規定に抵触しないヘイトスピーチであっても、外国人に対する憎悪を煽る言動や不当な差別的言動は許されないという姿勢を改めて示すべきではないでしょうか。市長にうかがいます。
【市長答弁】
「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」について御質問でございますが、この条例は、差別を生まない士壌を築き、公正な社会の実現を目指したものでございまして、本邦外出身者に対する不当な差男岫勺言動の解消に向け、厳格な運用をしていくことが重要であると認識しております。
一方で、本邦外出身者に対する不当な差別的言動以外の不当な差別こついても許されるものではないと考えております。
今後も、条例の目的と意義を踏まえた取組をしっかりと行っていくとともに、強い決意を持って、全ての市民が、この川崎のまちにおいて、個人として尊重され、生き生きと暮らすことができる人権尊重のまちづくりに努めてまいります。