市営住宅駐車場。住民の声で減免確認の際の、不必要な書類の提出は見直すと答弁!

日本共産党が取り組んだお困りごとをうかがう要求対話活動で地域の方と訪ねたお宅。「後藤さん、待っていたのよ」と開口一番。どうしたのですかとうかがうと話してくださいました。「うちには、重度の障害を持つ子がいて市営住宅の駐車場の駐輪場全額減免になっているのだけど、その時に手帳のコピーに加えて診断書の提出を毎年更新時に求められている。なぜなのか。子どもは一生治らない障害を抱えており、車がなければ外出や日常生活がとても困難。診断書をさらに求めることは、金銭的な問題だけでなく、配慮が欠けているのではないか」一緒にお話しをうかがった地域の方とも「ありえない」と。なぜなのか理由を確認しながら、質問で取り上げて改善をしていこうということになりました。まちづくり局長から、「合理的配慮の提供の観点からも、診断書の提出を見直すべきことと考えている」との明確な答弁がありました。当然の答弁でしたがとてもうれしかった。困っている住民の方の声を議会で届け、力を合わせたことで診断書提出は廃止にる方向です。市民のみなさんに教えていただき、市民のみなさんが市政を動かす大きな力であることをまたひとつ、実感しました。
★2025年6月24日第2回定例会一般質問を行いました。正式な議事録でないことをご了承ください。
【質問1】なぜ、診断書の提出を求めているのか
市営住宅の駐車場使用料の減免申請に関する提出書類についてです。
市営住宅で、最重度の知的障害を持ちご自身では歩行が困難な重い障害を抱えるお子さんと同居している親御さんから、「全額減免のためには、手帳のコピーに加えて診断書の提出を毎年更新時に求められている。なぜなのか。子どもは一生治らない障害を抱えており、車がなければ外出や日常生活がとても困難。診断書をさらに求めることは、金銭的な問題だけでなく、配慮が欠けているのではないか」と厳しい声が寄せられました。
なぜ、減免申請の際に障害者手帳の写しに加え、診断書の提出を求めているのかうかがいます。
【答弁1】「もっぱらその者のために使用するとき」の判断とするため
市営住宅の駐車場吏用料についての御質問でございますが、市営住宅の駐車場吏用料の減免につきましては、川崎市営住宅条例及び川崎市営住宅駐車場管理運営要綱等に基づき対象者や要件を定めており、「重度の障害者と判定された者」と「同居する親族がその者のために保有する自動車を専らその者のために使用するとき」は免除とし、「その者のために使用するとき」は、2分の1を減額することとしております。
また、免除が適用される「専らその者のために使用するとき」の判断として、通院や通学、通所を確認するために、医師の診断書などの証明書の提出を求めてぃるところでございます。
【質問2】特に必要ではない書類の提出は求めるべきではない。
手帳に記載されている内容で確認できることを、さらに診断書の提出を求めて確認をしていること、事前の調査によると診断書の未提出によって41人の方が全額免除になっていないことから、本市の「合理的配慮の提供等に関する基本方針」からしても見直しの検討が求められます。
横浜市では申請書以外の添付書類については、対象となる障害者手帳の写しのみ、神奈川県は、生計を一とする家族が、専ら歩行困難な家族のために自動車を所有し運転する場合には障害者手帳とともに県が作成した書類に証明をもらうなど、診断書の提出はほぼ求めていないとのことです。
本市も合理的配慮の観点から、特に必要ではない書類の提出は求めるべきではありません。うかがいます。
【答弁2】診断書の提出は見直すべきだと考えている。
市営住宅の駐車場吏用料についての御質問でございますが、市営住宅における減免の考え方につきましては、地域の実情に応じて設定されるものであり、市営住宅駐車場だけでなく市営住宅の使用料についても市町村によって状況が異なるものと認識しております。
一方で、様々な書類の申請を求める際には、申請者の精神的及び金銭的に過度な負担とならないような配慮が必要であり、合理的配慮の観点からも診断書の提出は見直すべきものと考えております。
こうしたことから、今後につきましては、他の事業における障害者減免制度も調査しながら、提出書類について検討してまいります。
【意見】早急な見直しと、わかりやすい記載に改善を求める。
合理的配慮の観点から過度の負担にならにように診断書の提出は見直すべきものとの答弁がありました。早急な見直しと、ご案内はわかりやすい記載に改善していただくよう要望いたします。