鈴木町駅前イトーヨーカドーが閉店。今後が心配。どうなるの?

※写真は枝が伸びて暗い鈴木町駅前の歩道です。
大師線鈴木町駅前のイトーヨーカドー川崎港町店が、今年の1月に閉店しました。この店舗は1998年に開店し、その当時「近隣には夕方になると買い物客で混雑し、先が見えないほど賑わっている商店街がいくつも存在したため、大型店の出店に対して『商店街はどうなるのか』『商店街の灯を消すな』という心配の声が多く上がり、反対運動も広がった」と地域の方々からうかがいました。大型店が出店し間もなく、商店街はまるで灯が消えたかのように活気を失ってしまったとのことです。こうした背景もあり、閉店は地域の方々に衝撃を与えています。寄せられている不安の声について3月7日の予算審査特別委員会で質問を行いました。
買い物困難者についての農振水産省のポータルサイトは以下の通りです。
※正式な議事録でないことをご了承ください。
【質問1】
ヨーカドーの閉店後、駅前が暗く不安を感じるため、照明の設置を求める声が上がっています。対応についてうかがいます。
【答弁1】まちづくり局長
京浜急行大師線鈴木町駅周辺のまちづくりについての御質問でございますが、イトーヨーカドー川崎港町店につきましては、構造改革の一環として本年1月に閉店し、店舗サインや外構照明等が撤去されたところでございます。
本市といたしましては、周辺状況や市の上位計画等を鑑み、商業、業務、都市型住宅などの新たな複合市街地の形成を誘導するとともに、建替え期間における照明設置等についても地権者に対して要望を行い、 2月には、暫定対策として、新たに照明設備が設置されたところでございます。
今後も、引き続き、本地区の立地特性にふさわしい複合市街地の形成に向けて、適切な土地利用誘導に取り組むとともに、より効果的な照明計画となるよう、植栽の剪定等について、地権者に対して要望してまいります
【質問2】
ディスプレイお願いします。囲いに照明は設置されましたが、植栽が覆い真っ暗です。早期に剪定を行い安全対策を行うようお願いします。
敷地内に設置されている280台収容可能な市営駐輪場は、イトーヨーカドーの解体が予定されている2026年1月までに閉鎖されると鈴木町駅の利用者が路上に自転車を駐輪するのではないかという懸念が寄せられています。新たに駐輪場は設置されるのか、どのような計画を考えているのか。うかがいます。
【答弁2】建設緑政局長
市営駐輪場についての御質問でございますが、鈴木町駅周辺の駐輪場につきましては、イトーヨーカドー川崎港町店の敷地内の市営駐輪場1か所のみであることから、同店舗の閉店後においても、関係地権者などと協議のうえ、引き続き市営駐輪場として御利用いただいているところでございます。
駐輪場の閉鎖後の新たな整備などにつきましては、現在、関係者などと協議・調整を行っているところでございまして、その結果が整い次第、市民の皆様にお知らせしてまいります。
【質問3】
新たな整備にむけて協議・調整を行っていることが確認されました。
次に「駅前に大型店舗があったので、この地域に居住している」という声や、「他のスーパーまで距離があり、どこで買い物をすればよいのか」といった不安の声が寄せられています。
農林水産省は、都市部において高齢者を中心に食料品の購入や飲食に困難を感じる「買物困難者」が増加しており、「食品アクセス問題」として社会的な課題となっていると指摘し、問題解決に向かうよう情報等を発信しています。住民の声を聞き、市としてこの地域の実情にあった対策を立てるべきと考えますが、うかがいます。
【答弁3】経済労働局長
周辺住民の買い物対応についての御質問でございますが、イトーヨーカドー川崎港町店の跡地につきましては、新たに商業施設が設置される計画となっておりますが、本市といたしましては、それまでの対応として、近隣商業施設の案内や、撤退した事業者がネットスーパーを実施していることについて、必要に応じて情報提供を行うとともに、今後の施設整備の状況について、引き続き注視してまいります。
【要望】
「閉店の日には知り合いの高齢者が両手に大きな買い物袋をもって休み休み歩いているのを見かけて胸が痛くなった」と寄せられた実態は深刻です。農水省は、商品アクセスの問題に関して、関係部局が横断的に協力し、継続的に取り組むことの重要性を強調しています。本市においても、住民の意見を聞き、関係局が連携して対策を講じることを要望します。
跡地に関して、事業者は住宅戸数600戸、計画人口2150人、高さ90メートル26階建てのタワーマンション建設計画を発表し、環境影響評価準備書に関する説明会が行われました。また、「高さ20メートル制限の工業用地」から「指定なしの近隣商業地域」への変更に関する川崎市都市計画用途地域変更に関する説明会が開催され、3日の公聴会には私も傍聴しました。3人の公述人全員が揃って用途地域変更に反対と懸念を表明され、日照、風害、圧迫感、景観、買い物問題など住環境悪化への疑念、高さ制限の撤廃への反対意見が共通して出されました。
公述人の方が述べられた通り住民の声に真摯に耳を傾けて頂くよう要望します。この問題については今後も取り上げてまいります。