JRと京急の多摩川橋梁部の堤防の強化につながる排水樋管の改築を確認!

※写真は排水樋管を視察する左からはたの君枝元衆院議員・渡辺学市議会議員・後藤まさみ・片柳すすむ前市議会議員
6月24日6月議会一般質問でJRと京急の多摩川橋梁部下の堤防の強化につながる排水樋管の改築予定について質問。2027年度着工を目指し二つの排水樋管を一つに統合する方向で検討を進めている、必要な予算確保を行うことが確認できました。
この付近は2019年東日本台風の時に堤防が国の基準より1m低く幅も狭く脆弱なため多摩川の水があふれ付近の浸水の被害がありました。万が一決壊した場合、川崎区・幸区が短時間で3mの浸水の恐れがある箇所です。堤防を基準に添って高くすることと合わせて排水樋管の改築も求められていました。市民のみなさんの運動が大きく広がり、力を合わせて市議団では声を届け続けてきました。一歩前進です。引き続き、水害から命や財産を守る声を届けていきます。
※正式な議事録でないことをご了承ください。
【質問】改築の予定・計画の内容・予算確保について
多摩川六郷鉄橋下堤防の早期改善にむけた対策についてうかがいます。
「JRと京急の多摩川橋梁付近にある川崎市が管理する堀川町排水樋管と六郷ポンプ場の排水樋管は老朽化も進み、この付近の堤防も幅が狭く高さも低く、二つの樋管を改築する必要性があるのではないか」と市民から指摘がありました。
排水樋管付近は、コンクリート構造物の回りに水が流れることにより渦ができ掘削されその結果堤防が決壊し民家が浸水する被害が全国で数多くみられています。多摩川橋梁部付近の堤防は河川管理施設等構造令の基準を満たしていない脆弱なうえに2つの排水樋管がくりぬいています。この場所が決壊した場合、短時間に川崎区・幸区に浸水の恐れがあり大変危険で早急な対策が必要です。
改築の予定はあるのか、どのような計画なのか、予算確保はどのようになっているのかうかがいます。
【答弁】2027年度着工を目指し必要な予算確保を行う。
六郷ポンプ場排水樋管等についての御質問でございますが、六郷ポンプ場につきましては、「上下水道事業中期計画」において、老朽化対策を進めるポンプ場として位置づけ、現在、遮集管の整備など、再構築事業を進めているところでございます。
その排水樋管につきましても、この再構築事業の中で、改築する計画としており、河川管理者である国の京浜河川事務所と、協議調整を進める中で、堀川町排水樋管との統合を求められたことから、 2つの排水樋管を統合する方向で、具体的な配置や構造等について検討を進めているところでございます。
工事につきましては、堤防の掘削を伴うことから国に委託することとなりますので、令和9年度の工事着手を目指し、その委託方法等についても調整を進め、次期中期計画に位置づけた上で、必要な予算を確保し、着実に実施してまいりたいと考えております。
【意見】
2つの排水樋管を一つにする方向で検討を進めている、2027年度着工を目指し必要な予算確保を行うことが答弁されました。
今後は、排水樋管の構造協議、河川法の手続き、委託事務の手続きなど協議があると思います。着実に実施していただくことを要望します。引き続き注視し次の質問に移ります。