日本共産党
川崎市議会議員(川崎区)

後藤まさみ

ブログ
2021年12月28日

老朽化の進んだこども文化センターの改修を急いで!

田島こぶん2

2021年12月議会で12月16日に行った一般質問の二つ目は「こども文化センターの施設整備について」です。今議会は「こどもたちの居場所」をテーマに据えました。区内のこども文化センターを訪問して見せていただきました。快くご対応していただき感謝しています。築30年を超え、老朽化が進んでいることもわかりました。予算が回らない中で、どこの館もきれいに掃除をし快適に過ごせるような工夫をされていて頭が下がるばかりでした。しかし、改修が必要な箇所は「努力」ではどうにもなりません。川崎市は政令市でトップの豊かな財政力をもった都市です。こうした財政力を活用して、「こどもの居場所」が安全安心、快適な場所になるように急いで改善するよう求めました。集会室のエアコン設置は全館完了しています。みなさんの声が実現しています。ご要望やご意見がございましたらお寄せください。力を合わせて改善していきます。写真は、壁からでている釘にテープを貼って応急処置をしているものです。

【質問1】

こどもの居場所として大事な施設であるこども文化センターの施設整備についてこども未来局長にうかがいます。

外壁改修工事や屋上防水改修工事など長寿命化工事のこれまでの進捗状況についてうかがいます。また、来年度以降の工事予定箇所についても伺います。

【答弁1】

こども文化センターの施設整備についての御質問でございますが、大規模修繕につきましては、今年度中に、「新丸子」において「屋上防水工事」、「住吉及び宮内」において「外壁改修工事」、「白幡台及び菅」において、両方の工事が完了する予定でございます。

また、今後の工事予定でございますが、「幸」において「屋上防水及び外壁改修工事」の設計を進めているほか、今年度末に策定する「資産マネジメント第3期実施方針」に基づき、施設の多目的化や複合化等の「資産保有の最適化」を検討した上で、継続して使用すると判断した施設につきまして、施設保全を実施していく予定でございます。

【質問2】

トイレについてです。学校施設では長期保全計画においてトイレ改修の質的改善や快適化事業がすすんでいます。こども文化センターにおいてトイレ改修の質的改善や、快適化など考え方についてうかがいます。また、トイレ改修の計画についてうかがいます。

【答弁2】

こども文化センターのトイレ改修についての御質問でございますが、施設の主な利用者である子ども達が、衛生的かつ快適に使用するためにも、老朽化したトイレの改修は必要であると認識しているところでございます。

こども文化センターのトイレ改修につきましては、指定管理者等と連携し、各施設の状況を踏まえ、計画的に取り組んでまいりたいと考えております。

【要望】

各館から「小便器や排水溝に流れた水が漏水している」「悪臭がする」「タイル破損」「洋式便器への交換」などトイレの要望がたくさん出されています。要望の進捗状況も知りたいとの声もありました。学校施設同様、計画もしっかりと立て質的改修や快適化を早く改修を進めていただくよう要望いたします。

【質問3】

今年度の長寿命化工事以外の補修工事の要望の主な内容、件数、対応し終了した件数についてうかがいます。

【答弁3】

こども文化センターの補修に関する要望についての御質問でございますが、今年度に指定管理者から寄せられた主な要望や報告につきましては、内装や外壁の破損に関するものが41件、空調設備の不調に関するものが14件、フェンス等の外構に関するものが31件、雨漏りに関するものが9件、照明設備に関するものが17件、その他設備の不具合等が33件となっております。

これらのうち、優先度が高く市として現時点までに対応した案件は15件でございまして、そのほか軽微なもので指定管理者において対処した案件等もございます。

【質問4】

川崎区内各館から市の方へ出されている要望の対応についてうかがいます。

田島こども文化センターからの「外壁のひび割れと多数の破損」「集会室の壁の痛みが激しく壁板から多数の釘の頭が浮き出している」という要望が出されています。

私も見に行きましたが、集会室の壁は釘の頭をテープでかぶせて応急処置をしていました。集会室なので子どもたちが激しい動きをする遊びなどもあり、釘にひっかかってしまったら危険です。田島こども文化センターは2027年に田島支所に複合化する予定のため状況に応じて補修を検討するとなっていますが、6年もあります。補修を早めるべきです。うかがいます。

【答弁4】

田島こども文化センターへの対応についての御質問でございますが、指定管理者を通じて把握した修繕箇所につきましては、指定管理者と協議・調整を行いながら、順次、緊急性の高いものから修繕に努めているところでございまして、田島こども文化センターの要望につきましても、指定管理者と協議の上、緊急性が高いと認められるものにつきましては、修繕を行い、安全の確保に努めてまいります。

【質問5】

各館を視察させていただいていた中で寄せられた要望です。

小田こども文化センターからは、「黒ずみやひび割れをしている外壁の改修」と、「門を出た前の道路は狭い道路にもかかわらず、バス通りになっており、こどもたちには注意をしてと言っているが飛び出してしまう子も減らず、毎日ひやひやしている。看板も設置されているがあまり効果がないので、子どもが飛び出していけないような柵のようなものを設置して欲しい」との2つの要望がありました。対応についてうかがいます。

【答弁5】

小田こども文化センターへの対応についての御質問でございますが、各館からの個別の要望につきましては、施設の不具合の状況等を確認し、指定管理者とも協議・調整を行ったうえで、優先度を見極めて対応する必要があると考えておりますので、小田こども文化センターに係る要望につきましても、緊急性や安全性を現場で確認し、指定管理者と連携しながら、適切に対応してまいります。

【要望】

よくお話をうかがい対応をお願いします。

こども文化センターは一番古い施設が築57年。全58館中、51館が築30年以上です。

来年度以降の長寿命化計画について質問したところ「今年度末に策定するとされている「資産マネジメント第3期実施方針」に基づき、施設の多目的化や複合化等の「資産保有の最適化」を検討してした上で判断する」との答弁がありました。これまであった長寿命化計画をいったん見直すということです。各館から出されている補修工事の要望も、「内装や外壁の破損」「空調設備の不調」「雨漏り」「照明設備」など項目が145箇所もだされています。深刻な状況です。子どもたちの居場所ですのでなによりも安心、安全快適に過ごせるように早く進めていただくよう要望いたします。


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