性暴力やハラスメントを根絶する社会を。フラワーデモ川崎。

10月11日フラワーデモ川崎。
毎月11日にお花を持ちながら性暴力根絶を呼びかけるスタンディングデモです。
久しぶりの参加になりました。
川崎では最後に輪をつくり一人一人思いを語る交流の時間があります。この交流を通じて人生の中で気が付かなかったことを教えてくれたのがフラワーデモでした。
あらためてそのことをかみしめていたら私にとって大切な場所がここにあると涙がでてきました。
私は母子家庭に育ち、母と二人で暮らしてきました。母から心配される毎日でした。例えば、学校に出かけるときは「気をつけなさい」「鍵は持ったか」が母の口癖でした。常に気を付けなければと刷り込まれていました。痴漢など受けないように気をつけることに細心の注意を払ってきました。
でも、被害にあう方がなぜ気を付けなければならないのか、罰せざるのは痴漢をする加害者だと教えてくれたのがフラワーデモでした。つい数年前のことです。気づいてしまいました。。それから見方が変わってきたような気がします。
女性に対して蔑視をする態度について、アルテイシアさんが少し前のしんぶん赤旗に載せていた記事のように、
求められてもいないのに上から目線で説明や説教をすること(マウスプレイニング)
主に男性が女性の発言を遮ること(マンタラプト)
女性が意見を言っても無視をされるのに男性が同じことを言うと評価されること(ヒピート)
主に男性が加害の男性に同情して擁護すること(ヒムパシー)
日常、誰かとのささやかな会話の中で、もやもや感や嫌な気持ちがあったときになんだかわからずにいたことを、こんな風な見下しや蔑視され傷ついていたんだと気づかせてくれたのもフラワーデモでした。
この日は希望する方からのリレースピーチがありました。親族から性暴力を受けた方。あまりにも身近な人からの性暴力に抵抗することもできずにいた。自分を誰かを大切にすること、訴えてもよいことなど、包括的性教育がされていれば加害もなく被害にもあってなかったかもしれない・・胸がつまりました。スピーチすることも勇気がいったと思います。でも、訴えずにはいられない想い。そして、安心して発言ができる場所。
日本共産党第6回中央委員会総会では「組織からハラスメントを根絶するために努力をつづけていく」ことを党内で確認しました。総会では同時に「排外主義に本腰で対抗していく」ことも決めたならば、組織内の人間関係の中でも、差別やハラスメントの乗り越え、根絶を確認したことは組織としてとても大事なことでまずは一歩だと思います。
日々暮らす中、お互いの人間関係でも差別や蔑視、ハラスメントを許してはいけないと強く思います。そうは言っても気が付かずやってしまった時、人は他人との関わりの中で、古い考えや刷り込まれてきたものを振り返り乗り越えていくものだと、自らの体験で学んだことです。
気づいていくこと、声を上げてもよいこと、つながること。。
これからもフラワーデモなどみなさんに学び、私自身も成長しながら、真に一人一人が大切にされ、尊重され自分らしく安心して生きていける社会や所属する組織をみなさんと一緒につくるための働きかけや努力をすること。それが私の目標であり願いです。
フラワーデモは市民の仲間たちが運営しています。
この日は日本共産党のはたの君枝元衆院議員・君嶋ちか子前県会議員・あさか由香参院選挙区候補も参加され、一緒にスタンディングできたことも嬉しかった。超党派でスタンディングできればなあと思います。