日本共産党
川崎市議会議員(川崎区)

後藤まさみ

ブログ
2024年12月28日

小田浅田京町地域の防災対策を急いで!前向きな答弁。

↑小田3丁目の防災空地。固定資産税は非課税になるものの所有者の無償提供なります。また維持管理は町会に任されています。改善が必要です。

 2024年2月に小田周辺戦略エリア整備プログラムの見直しが行われました。この地域の9丁目一帯は不燃化重点対策地区として指定されています。

 2028年度までに、各町丁目の不燃化領域率を40%以上に引き上げることを目指し、今回の見直しでは地区全体の不燃領域率を53.2%以上に設定しました。2022年度には地区全体で47.4%に達しましたが、小田3丁目、5丁目、6丁目は依然として40%未満であり、早急な対策が求められています。

 2024年12月議会一般質問(12月18日)では、不燃化を進める補助金の周知、浅田1,2丁目町会の方から「活動拠点となる公園が欲しい」、2022年3月議会で求めた狭小化を防ぐための対策を確認しました。いづれも前向きな答弁がありました。

この地域の防災対策は待ったなしです。引き続き取り組みを強めていきます。

※正式な議事録でないことをご了承ください

【質問1】来年度の補助金申し込みの期日や周知の徹底。予算措置について

9丁目の住民が一丸となり、安全で防災に強い街づくりに向けた取り組みが進められています。「取組1」として、建物の不燃化を促進するための「老朽建築物の解体除去工事に対する補助金」と「建築物の耐火性機能化工事に対する補助金」は今年度の予算拡充事業とされています。委員会の報告では「住民の間で浸透しており、申請数も多く寄せられている」とのことです。この事業は2025年度までの時限措置であるため、来年度の募集締め切りが早まる見込みとのことですが締め切りはいつまでを予定しているのか、行き届くようどのように周知を図るのか、また申し込んだ方全員が利用できるように予算措置を講じる必要があると考えます。うかがいます。

【答弁1】まちづくり局長

建築物の不燃化を促進するための補助金についての御質問でございますが、当該補助金につきましては、さらなる不燃化の促進に向け、より効果的、効率的な支援策となるよう見直しの検討を進めており、現行制度につきましては、令和7年度で終了するため、申請の締め切りを耐火性能強化については5月下旬頃、老朽建築物除却については9月上旬頃を予定し、周知につきましては、年度内に市ホームページヘの掲載や防災まちづくり通信の地区内全戸への配布等を行ってまいります。補助金利用者への対応につきましては、今年度予算を増額したところであり、申請状況を注視してまいります。

【質問2】公園整備に向け調査など実施し促進すべき

ディスプレイお願いします。住宅密集地域における延焼拡大を防ぐための「取組3」に関連する防災空地は、現在までに予定を含めて6カ所で、2028年までの目標は8カ所です。(小田3丁目の防災空地)

合わせて、公園の整備を進めることも重要な課題です。このエリア内の町丁目には、公園が全くないか、あっても非常に小規模で不足しています。浅田1、2丁目町会の住民からは、活動拠点や災害時の一次避難所として機能する公園の設置を求める声が寄せられています。さらに、整備の際には町内会の活動実態に合わせてほしいとの要望もあります。

この地域における公園整備に向けた取り組みや進捗状況について伺います。関係局と連携し、用地取得の調査などを実施すべきです。伺います。

【答弁2】建設緑政局長

公園の整備についての御質問でございますが、「川崎市緑の基本計画」では、小学校区を構成する町丁目の3分の2に公園が配置されるよう努めることとし、この条件を満たしていない地区を優先配置地区としているところでございまして、浅田1、 2丁目を含む浅田小学校区については、優先配置地区となっておりますことから、今後、関係局とも連携を図りながら、寄附や借地などに関する情報収集を行い、公園用地の確保に努めてまいります。

【質問3】密集化を防ぎ、ワンルームマンション建設への対策を

2022年3月の議会では、住民が亡くなるなどし、土地の売却が行われると、土地が分割されて狭小な敷地に新たな住宅が建設され、さらなる密集化が進むとの懸念を紹介し対策を求めました。防災まちづくり懇談会においても、同様の意見が出されるとともに、ワンルームマンションのゴミ置き場や駐輪場に関するルールについても意見が寄せられています。これらの問題を解決するための取り組みについて伺います。

【答弁3】まちづくり局長

さらなる密集化やワンルームマンションについての御質問でございますが、はじめに、士地の分割については、防災街区整備地区計画により敷地面積の最低限度の規制を導入する方向で検討を進めているところでございます。

次に、エリア内に建設されるワンルームマンションにつきましては、小田地区まちづくり協議会が策定作業中の小田地区地区まちづくり構想において、建設前の協議やごみ置き場及び駐輪場等の設置を求めるルールを盛り込む予定であり、この構想について、令和7年1月に本市へ認定を申請する予定と伺っております。

【要望】

答弁のあった建築物の不燃化を促進するための補助金、公園整備にむけての用地確保、また密集化を防ぐための規制など着実に推進していただくようお願いいたします。

そのほかの取組項目はこれから具体に示されますが、南部防災センター周辺の公有地の活用については体験啓発など防災関連の施設が欲しいとの声もあります。声を聴いて盛り込むように要望します。また、小田銀座商店街に面した間口6メートルの細長い土地に10階建てのマンション建設計画があり地域住民のみなさんから防災の観点からも心配や反対の声があります。住民の立場にたった適切な対応をいただくよう合わせて要望します。


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