2023年12月14日
川崎市内で行われた自衛隊演習は拒否すべき
民間病院のヘリポートで訓練を実施。
麻生区の民間病院の屋上へリポートに自衛隊のヘリコプターが離着陸する訓練が実施されました。これは防衛省統合幕僚幹部が11月に実地した自衛隊演習で、自衛隊基地、民間の空港、港湾、施設を動員し米軍も参加していることがわかりました。
川崎市は説明を求め、拒否すべきだと代表質問で求めました。
離着陸訓練について、市は防衛省が横須賀基地に運ばれて自衛隊病院では治療できない疾病者を民間病院に移送する想定だったと述べています。
「有事となり自衛隊などの傷病者を民間病院まで動員して収容すれば、後方支援として戦争に加担することになり、患者さんも追い出される懸念がある」と指摘しました。そのうえで、防錆省、統合幕僚幹部に対して詳細な説明を求め今後同様の訓練がある際には直ちに説明を求めるとともに、市民の安全を守る立場から市内での訓練は拒否すべきだと質しました。
市長は「安全保障や防衛は国の専管事項であり、自衛隊が主催する演習の具体的な中身については国が責任をもって実施すべき」などと答弁しました。
再質問では「訓練を機に、自衛隊が民間施設を容易に利用できるようになれば、戦時に軍事利用される空港・港湾、民間施設が相手国の攻撃の標的になる」と迫りましたが、市長は同じ答弁を繰り返すだけでした。
12月1日に以下のような申し入れを行いました。
川崎市は全国に先駆けて核兵器廃絶平和都市宣言を行っています。有事を想定した統合演習は許されません。