富士見公園のテニスコートや池上新田球場などの暑熱対策

2026年6月議会の一般質問です(6月22日)2024年4月に富士見公園の再編整備にともないリニューアルしたテニスコート。「待ちに待ったオープンでしたが、これまでコートの周辺で木陰の役割りを果たしていたい樹木が全部伐採された。熱中症の心配や気候温暖化対策にも逆行している」と利用者からの声。その年、すぐに対策を求め定管理者は貸し出し用パラソルを用意しましたが使い勝手が悪いと不評でした。答弁ではコート周辺で162本を伐採し、植栽はその半分の86本だったことも明らかになりました。これまで対策を求める質問をしたかったのですが富士見公園の再編整備の議案提案もあり、先送りになっていましたがようやく声を届けることができました。今年度、市が責任をもって整備をするとの前進する答弁がありました。もう一つは、公園の四阿(あずまや)、屋根が格子状になっているパーゴラの設置についてです。パーゴラは格子状のため日陰のやゲリラ豪雨の際の休憩・避難場所にならないとの声。市や区に言ってもなかなか対応がされないと、野球グループの役員さんからの声が届きました。こちらも対策をとると前進の答弁がありました。調査や担当者とのやり取りの中で私自身もとても勉強になったテーマでした。また、樹木のあり方についても市議団で研究をし様々提案をしてく予定でいます。
※正式な議事録でないことをご了承ください。答弁はすべて建設緑政局長です。
【質問1】
テニスコートや野球場・公園等の暑熱対策についてです。富士見公園の再編整備により、テニスコートが2024年4月1日に供用開始となりました。しかし、バス通り側の高木がすべて伐採され、直射日光にさらされ熱中症リスクが高まったことや、温暖化対策に逆行するとの声が市民から寄せられています。
再編整備に伴いテニスコート周辺で撤去した高木は何本で、代わりに植栽した本数について樹高ごとにうかがいます。また、「川崎市緑化指針」では、樹高 10m 以上の樹木をやむを得ず伐採する場合、樹高 6m 以上の大景木を植栽するよう努めるとされています。 撤去図面ではコート周辺はほとんどの既存樹木が伐採されており、そこには保全すべき樹木も含まれていたと考えます。既存樹木を伐採した理由と緑化指針に基づき樹高6m以上の大景木を植栽したのかについてうかがいます。
【答弁1】
富士見公園についての御質問でございますが、テニスコートや相撲場などがある北側エリアの樹木につきましては、再編整備に伴い樹高3メートル以上の既存樹木を162本伐採し、新たに樹高6メートル以上の大景木を35本、そのほか樹高3メートルから6メートル高木51本を植栽したところでございます。
既存樹木につきましては、大会利用等のニーズを踏まえ、テニスコートを10面から12面へ拡張するとともに、施設運営に必要となるクラブハウスやジョギングコース等の整備に係る用地を確保する必要があったこと、あわせて、防犯上の観点から、再編整備前の鬻蒼とした状況を解消するため伐採したものでございます。
【質問2】
答弁では、コート周辺で162本を伐採し、植栽は86本とのことです。本数は約半減しました。樹木による日陰が確保されるまでには時間を要します。一方、暑さ指数(WBGT)が31℃以上の場合は「運動は原則中止」とされ、警戒アラート等の発表時には当日キャンセルを無料としており、2024年は68件、2025年は110件の申し出があったとのことです。気候変動により、運動が制限される状況が常態化していることがわかります。
再編後のコート周辺には日陰がほとんどなく、私も要望し2024年には指定管理者が手持ちパラソルの貸し出しで対応したものの、使いづらく利用者がフェンスに掛けたりブルーシートで日除けを作る状況もあったと聞いています。その後現在まで、どのような熱中症対策を講じたのかうかがいます。
これまでの対応では不十分で、利用者からは「ベンチ上の日除け設置」など、より実効性のある対策を求める声が届いています。安全確保のため、本格的な暑熱対策が必要です。今後の検討状況と具体的な計画について伺います。
【答弁2】
富士見公園についての御質問でございますが、夏期のテニスコートの利用につきましては、暑さ対策を求める要望もあったことから、指定管理者がこれまで日傘をお貸しするなどの対応を行ってきたところでございまして、令和7年度は各コートに簡易的な日よけを設置いたしました。
今後の対応といたしましては、今年度中に常設の日よけ等を本市で整備する予定でございまして、引き続き利用者の要望や気候変動の状況などを注視してまいります。
【要望】
市の責任で常設の日よけ整備に着手するとのことです。利用者の声も聞いて確実に進めてください。工事完了は今年度とのことですので、夏場の対策も継続してください。また、クラブハウス出入口付近は涼める場所ですが、昨年自動販売機が増設されベンチが減ったと聞いています。涼めるようベンチの増設も要望します。
【質問3】
公園には、柱と梁で組まれた格子状の屋根を持つパーゴラや、屋根のある四阿が設置されています。これらが公園などに設置されることの目的や効果についてうかがいます。川崎市が管理する公園に設置する際の、判断やどちらを採用するのかまたその他の基準はあるのかうかがいます。また、 設置の可否を決定する所管部署についてうかがいます。
【答弁3】
パーゴラ及び四阿についての御質問でございますが、パーゴラは、修景や日陰を提供するための施設でございまして、一方、四阿は屋根を有し、日よけや雨除けが可能な休憩するための施設でございます。
当該施設の設置にあたりましては、設置基準はなく、設計担当部署が公園を整備する際に、施設の配置や植栽の状況、予算等を勘案するとともに、地域の方々の御意見を伺いながら、決定しているものでございます。
【質問4】
川崎区道路公園センターが管理する公園および近接する野球場などの総数と、そのうち四阿・パーゴラが設置されている数を伺います。
また、池上新田球場利用者から、「酷暑で体調を崩す子どもが増え、ゲリラ豪雨時も既存の格子状パーゴラでは休息・避難に不十分だ」との声が寄せられています。熱中症リスクに直結する問題です。どのような改善策を講じるのか伺います。他のパーゴラ設置の野球場や公園での対応についても伺います。
【答弁4】
パーゴラ及び四阿についての御質問でございますが、川崎区内の公園は154公園あり、そのうちパーゴラ等が設置されている公園は26公園でございまして、また、野球場は5公園に6球場あり、全ての公園にパーゴラ等が設置されております。
次に、池上新田球場での対策につきましては、野球場付近にパーゴラがあることから、熱中症対策として寒冷紗の設置を検討しているところでございまして、他のパーゴラ等がある公園につきましても、同様の対応を検討してまいります。
【要望】
パーゴラの設置は日陰を提供するための施設であるとの答弁がありました。設置目的を十分に発揮させるためにも、まずはご要望のあった池上新田球場について早急に対応いただくようお願いします。また他のパーゴラについても安全確保の観点から適切な対応をお願いいたします。



